飛翔

日々の随想です

東京JAZZ 2011

ステイト・オブ・マインド(期間限定)
ジェイソン・ムラーズ,スティーヴィー・ワンダー
EMIミュージック・ジャパン
東京国際フォーラム・ホールAで開催されるジャズ・フェスティバル、東京JAZZ 2011の最終ラインナップが確定。圧巻のステージ・パフォーマンスで知られるラウル・ミドン(Raul Midon)や、アル・ジャロウ(Al Jarreu)ら大御所ミュージシャンが結集したユニットJazz For Japanなど多くのアーティストが結集する。

 日本の被災を助けようとLA在住の大物ジャズ・ミュージシャンたちが結集したスペシャル・ユニット、Jazz For Japanには、ピアノのクラレンス・マクドナルド(Clarence Mcdonald)や「ギターの神様」デヴィッド・T.ウォーカー(David T. Walker)、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の傑作でドラムを叩いたンドゥグ・チャンクラー(Leon "Ndugu" Chancler)など凄腕ミュージシャンが集結。
 一夜限りの大物ミュージシャンたちのコラボをぜひ聞きに行きたかったが、行けなかった。残念無念。しかし、ラジオでこれらの演奏をFMで聞いた。
 圧巻はやはりラウル・ミドンだ。盲目のギタリスト/シンガーとして知られる彼の超絶ギターテクニックとその音色。歌声に鳥肌が立ってしまった。ボーカルの間に挟まれる「ヒューマン・ホーン」と呼ばれる口三味線ならぬ、口トランペットがすごい。
 どこかでトランペットを鳴らしているんでしょ?と思うほどの音色。これを唇ひとつで鳴らすのだから驚くばかりだ。
 ギターの超絶技巧にはほとほと参ってしまった。聞き終わって思わずCDを買いに走った。
 このほか、セルジオ・メンデスが持ち前の曲をヒップホップ風に聞かせてくれて、この大御所の進取の気性には恐れ入る。
 
 まずはラウル・ミドンに聞き惚れる日々となりそうだ。


・東京JAZZ 2011日程
★9月2日(金) 夜公演 午後6:30開演
出演者:菊地成孔DCPRGラウル・ミドン、JAZZ FOR JAPAN "LIVE" with Special Guest アル・ジャロウ
featuring クラレンス・マクドナルド、デヴィッド・T.ウォーカー、デル・アトキンス、ヒューバート・ロウズ、ンドゥグ・チャンクラー、トム・スコット

★9月3日(土)昼公演 午後1:00開演
出演者:カウント・ベイシー・オーケストラ、寺井尚子リシャール・ガリアーノ“ザ・ピアソラ・プロジェクト”
 with オーケストラ・カメラータ・ドゥカーレ、ミシェル・ルグラン・トリオ

★9月3日(土)夜公演 午後6:00開演
出演者:quasimodeインコグニート上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソンサイモン・フィリップス

★9月4日(日)昼公演 午後1:00開演
出演者:ケニー・バロン、上原ひろみ × 熊谷和徳セルジオ・メンデス

★9月4日(日)夜公演 午後6:00開演
出演者:日野皓正SPECIAL PROJECT feat. 佐藤允彦、dj honda 、TOKYO JAZZ SUPER GUITAR SESSION directed by リー・リトナー with special guests、DMS - ジョージ・デュークマーカス・ミラーデヴィッド・サンボーン