飛翔

日々の随想です

原発安全を訴える人たちへ

 一度核分裂したら、止まらない原子核分裂。100年かかって廃炉になるまで、地球も廃地球になる。これはSF映画の話ではない。そんな原発地震列島のわが国にたくさんある。地球上の多くの国にも原発はおびただしい数存在する。クリーンエネルギーとして、活躍している原発だが、スリーマイル島の事故、チェルノブイリ事故、そして福島原発事故がおきた。事故がおさまるまで40年から100年かかるという、そんな事故処理というものがあるとは、なんと恐ろしいことか!
 2009年、東電と国に、過去の津波の高さでは福島原発が危ないと進言したが、却下された。
 明治29年(1896)6月15日に発生した「明治三陸地震津波」(死者22,066人)で、岩手県綾里村(現在の大船渡市三陸町綾里)を襲った津波は、38.2m(一説には50m以上)の本州津波史上最大高さを示している。
 この歴史的事実を一笑にふして原発は安全と危機管理を怠ってきた国と東電は事故後こう言い放った。
 「想定外でした」と。
  原発安全を力説し、「明治三陸地震津波」の進言を却下した責任者は名を名乗れ!「想定外」とシャーシャーとマスコミに言った人間は今一度その名をなのれ!
 原発は安全といっている人たちへ!
 今、福島原発事故で退避している人たち、屋内退避している人たち一人一人に、「安全」である理由を言えますか?
 言えるなら、ただちに、避難所へ出向いて、彼らに説明してください!
 海に放射能汚染水を流している現場へ出向いて「安全」な理由を述べてください!
 放射能汚染で出荷を停止させられている農家の人たち、一人一人に「安全」な理由を説明してください! 
 事故現場で放射能ひばくと戦いながら働いている人たちに「安全ですよ」と説明しにいってください!