飛翔

日々の随想です

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

箸置き

今日は立春。 暦どおり暖かな一日となった。気温13度。分厚いコートを脱いで薄手のコートを着て出かけた。気分も軽やかになる。今年は良いことがあるといいなあと願う。 高校・大学を通して同じ学び舎だったS子とはいまだにメールで切磋琢磨しあっている…

節分

今日は節分。 日本海側は大雪被害が多いとか。難を追っ払って福が舞い込むように豆まきしましょう! 不景気風も、インフルエンザ風邪も追っ払って福を呼び込みましょう! 節分川柳を作ってみました。 ・お多福で何が悪いか福は内 ・女はね器量じゃないさ心意…

江戸女流文学

わが真葛物語 江戸の女流思索者探訪 [ 門玲子 ]価格: 3960 円楽天で詳細を見る 大正、昭和と時代の先端を駆け抜いた偉大な歌人、与謝野晶子が対等な男女関係の希求にその蒙を啓いてきたと同時期に、イギリスではヴァージニアウルフが著書『自分だけの部屋』…

白きもの

久しぶりの原稿依頼を引き受けてしまったが、来週の締め切り分がまだできていなかった。困った。散歩しながら草稿を練ることにする。 歩く速度と思考の速度がわたしの場合は同じようだ。幸い田舎の風景は目新しい刺激がなく、考えるのには良い。どこまでも広…

『ありふれた空』

歌集 ありふれた空作者:十谷 あとり北冬舎Amazon 私自身、短歌を詠むことはしないけれど、歌を読むことは好き。好きな歌人や歌集は多い。その中で、はっと胸を衝かれるような歌に出会った。 十谷あとりの歌集『ありふれた空』から ・まぼろしの父母の立ち居…

梅が香

今日から二月。如月。 梅の季節になった。 梅は桜のようにはなやかではない。けれどその気品に満ちた風情と馥郁(ふくいく)とした香りがあたりを静謐にする。 梅といえば江戸の俳人宝井其角の句にこんなのがある。 ・梅が香や隣は荻生惣右衛門 其角は日本橋…

第六十二回読売文学賞に『パンとペン』

第六十二回読売文学賞(読売新聞主催)が一日付けで発表された。 黒岩比佐子著『パンとペン』(講談社)が「評論・伝記」部門で受賞!!おめでとう!黒岩さん! 「小説」部門では桐野夏生『ナニカアル』(新潮社)「戯曲・シナリオ」部門は受賞作なし。 「随…